2009/12/06
【子育て日記-29】
本日、坊ちゃんのご入浴時間がアチラの私と重なってしまいました。
互いに譲らない私達を見兼ねた坊ちゃんのご提案により、一緒にご入浴となった訳ですが。
坊ちゃんは兎も角、もう一人の自分の存在が正直この世の何よりも邪魔でございました。
アチラの手前、普段よりも控えめに坊ちゃんのお身体を洗って差し上げたのですが、
やはりいつもよりスキンシップが少なく、私としましては些か不満でございます。
坊ちゃんのお身体は抱き締めるように余すところなく甘く柔らかく洗ってさしあげたいのですが…。
大体、アチラの私ときたら何です。
坊ちゃんのお身体をいやらしい手つきで撫で回すように洗うなど、はしたないにも程があります。
別にうらやましい訳ではございません。アチラの私もあくまで私なのですから。
坊ちゃんと仲が宜しいのはむしろ喜ばしいことでございます。
ですが、アヒルを手にバスタブから私を見上げてくる坊ちゃんのつぶらな瞳を見つめる度、
この湧き起こる悶々とする気持ちは一体何なのでしょう。 S.M
2009/12/08
【子育て日記-30】
番外編的な。
「ファントムハイヴ家の執事たるもの、瞬間記憶くらいできなくてどうします」
執事の脳裏に永久保存されるであろう、麗しき坊ちゃんのメモリー。
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