日記・ログ
2009/11/09
【子育て日記-24】
本日は私の坊ちゃんとお屋敷の中でお散歩を楽しんでおりました。
まだ足取りがおぼつかない坊ちゃんが突然お転びになられるのではないかと内心心配で仕方がございません。
案の定、小さな段差で躓かれたので、私が咄嗟にその小さなお身体を受け止めて差し上げたのですが。
何やらその様子をご覧になられていたもう一人の坊ちゃんが酷く狼狽されていたのは何故なのでしょうか。
私はただ、小さく柔らかい頬の坊ちゃんが懸命に私の身体に擦り寄るお姿が可愛らしく、
いつまでも眺めていたいと思っただけなのですが。
嗚呼、まさか坊ちゃんが顔を埋められた場所の心配でもしてくださったのでしょうか。
そのようなコトをご存じだとは、成長された坊ちゃんは随分とおませさんですねぇ。
ご心配には及びませんよ。
ファントムハイヴ家の執事たるもの、坊ちゃんのお世話中くらい心身の平常心を保てなくてどうします。
2009/11/11
【子育て日記-25】
本日も昨日同様、お屋敷内を坊ちゃんとお散歩を楽しんでおりました。
案の定、本日もまた躓かれた坊ちゃんを身を呈して受け止めて差し上げたのですが…。
どこからともなく駆け付けていらした坊ちゃんが幼い坊ちゃんを抱え上げ、
そのお顔を丹念に、それはもうしつこいくらい丹念にお拭きになられておいででした。
私はバイ菌ではございません(あくまで執事でございます)。
嗚呼、本日一番のショックでございました。
ですが、可愛らしい坊ちゃんの七三ヘアーが拝見できましたので良しと致します。
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