日記・ログ



2009/08/07

【子育て日記-2】
本日はとても天気が良く、可愛らしい私の坊ちゃんをお連れしてロンドンの街中まで出掛けて参りました。
街行く人は皆、坊ちゃんのあまりの愛らしさに目を奪われているようで…流石私の坊ちゃんでございます。
しかし、私としましては坊ちゃんに不躾な視線を寄越す不埒な輩はその場で葬り去ってやりたいところでございましたが…
あくまで執事ですから、目立つ行為は自重しなければなりませんね。
しかし、路上に突然現れ私の坊ちゃんに顔を近付けて悦に入っていたあの変態だけは始末しておくべきでしたでしょうか。
次にお会いした際には実行しておきましょう。
坊ちゃんの方はと云えば、この一件で大層怯えてしまわれ、珍しく私の燕尾服を握ったまま一向に放してくださりません。
嗚呼、感激の極みです。明日こそは、頬にキスができますように。できますように。大事な願いなので二度記しておきます。 S.M


2009/08/08
【子育て日記-3】
ここ最近、私の坊ちゃんに近付く輩が多くて気が置けません。
加えてこの屋敷には坊ちゃんの命に関わる危機が絶えません。
メイリンは私の坊ちゃんごと洗濯し、フィニは私の坊ちゃんをあやすどころか庭で一番高い木の上に引っ掛け、
バルドは得体の知れない禍々しい離乳食を私の坊ちゃんの可愛らしいお口に入れようとし…。
私が阻止しなければ坊ちゃんのお命に関わるところでした。
ファントムハイヴ家の執事たるもの、坊ちゃんの身は私がお守りしなければなりません。
24時間気が置けない状況ばかりで今日もまた坊ちゃんの頬にキスができませんでした。
因みに24時間くらい戦えますよ、それくらいできなくてどうします?
しかし、私の思いはいつ報われるのでしょうか、嗚呼―。 S.M



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