Gloria 自サイト版

構図はジャン・ロレンツォ・ベルニーニの『聖テレジアの法悦 (The Ecstasy of Saint Therese)』より。
(彫刻の所在は、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア聖堂 コルナーロ礼拝堂)
←合同誌告知サイト掲載版はこちらから。09/05/22更新。
こちらの自サイト版は告知サイト版から少しだけ加筆修正しております。
非常にマニアックな加筆なので、大した変化がなくてすみません(苦笑)。
ベルニーニの作品は以前から強く感銘を受けていた作品で、いつかセバシエで表現してみたいと思っておりました。
絵中の文字「Summum nec metuas diem nec optes. 」はラテン語。
「あなたは最後の日を恐れても望んでもならない」という意味になります。
また、気付いていただけるか微妙ですが、絵の中にミツバチを描き込みました。(最早何だかわからない物体です)
個人的にミツバチに不思議に惹かれるところがありまして。
色々調べてみますと蜂は西洋で魂の象徴とされているそうです。
面白いことにミツバチはエジプトやギリシア・ローマ時代から多くの神話や迷信の源になっています。
ベルニーニの彫刻にもミツバチのレリーフが多いのですよね。
(これは、バルベリーニ家の紋章が「3匹の蜂」なのだそうです)
イラストページにおまけの一部原寸大も載せてみましたので、興味のあるお方様はそちらもどうぞ。
09/06/01
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